ギャラリー
ダイニングチェアCH88
「木材とスチールの絶妙なコンビネーションに一目惚れでした」
CH24(Yチェア)やCH20(エルボーチェア)など、北欧家具の定番となった木製の家具、とりわけ曲木を使った家具の製作で知られたハンス・J・ウェグナー。
ハンス・J・ウェグナーの生誕100年を記念し、約60年の時を経て製品として製作されたのがCH88です。
木材に限らず様々な素材を用いて製作に取り組んだハンス・J・ウェグナー。
CH88は天然素材である木材と工業素材であるスチールを組合せて製作されており、素材に対するハンス・J・ウェグナーの造詣の深さを窺い知ることができます。
また天然素材と工業素材のコンビネーションは多種多様な空間や用途にしっかりとハマる使い勝手の良さも特筆すべきところです。
曲木技術を応用し製作されたバックレスト部分。
ゆったりとしたカーブを描きしっかりと体を支えてくれます。
バックレストから繫がるアーム部分は、まるでバッファローの角のように先端が跳ね上がっており、ゆったりとくつろいだ姿勢で肘を乗せたときしっかりと支えてくれます。
スチールの脚がナチュラルな空間に程よいアクセントを与えており、カッコよさと優しさが共存する組み合わせですね。
そして、不思議にも何時間座っていても全く疲れません!
ハンス・J・ウェグナーが追求した自然の柔らかさと温かさを持ち、形態や色彩を最小限度まで突き詰めた、デザインの本質とも言えるチェアです。