ギャラリー
エルコーレ モレッティ
花鏡では、エルコーレモレッティのお皿を使用しています。
小さな花をひとつひとつ寄せ集めたかのように繊細で美しいercole moretti(エルコーレ・モレッティ)のガラス皿。可憐でありながら圧倒的な存在感があり、一度目にすると忘れられないほど印象深いこのお皿は、ヴェネチア・ムラーノ島で創られています。日本では「ヴェネチアングラス」として有名ですが、イタリア語ではvetro di Murano(ムラーノ島のガラス)と呼ばれるほど、「ガラスといえばムラーノ島」なのです。
そんなムラーノ島の中でも高い技術力と独創的な感性で知られ、他社からも手本とされているのが、この美しい皿を生み出したエルコーレ・モレッティ社です。
MilleFiori(ミッレフィオーリ)、日本語で「千の花」と呼ばれるお皿です。モレッティが最も得意とする「ムリーナ」という技法で作られています。ムリーナはヴェネチアングラスの技巧のひとつで、色ガラスを用いて花や星などの模様を作り、それを溶かして伸ばした後に小さくカットし、アクセサリーや皿などに加工するもの。その形状から、よく「金太郎飴」にたとえられます。ローマ帝国の時代にはすでに存在していた技法ですが、再び脚光を浴びるようになったのはモレッティの活躍に寄るところが大きいのです。
昔ながらの伝統と技法を受け継ぎながら、決して色あせることのない作品を作り続けているのです。